


種類:コンプレッサー
アダプター:9-12Vセンターマイナス
電池駆動:‐
コントロール:RRATIO、THRESHOLD、ATTACK、GAIN、TILT-EQ、RELEASE、KNEE、SCF、EQ PIVOT、TIMING、MIX、SAT、LEVEL
BECOS / CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOS
ベコス / コンプアイキューステラプロコンプレッサーウィズジートス
最強のコンパクトコンプレッサー
BECOS CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSは、高価で大きなスタジオラックでしか見られないような機能を網羅した、コンパクトなコンプレッサーペダルです。プロフェッショナルなオーディオダイナミックプロセッシングに対応し、アナログ回路ならではの音楽的でクリアなトーンを作ります。
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSは、ギター、ベース用に設計されたオールアナログコンプレッサーペダルです。
さらにトランスDIボード、DITOSを内蔵し、TRSフォン端子のバランスドアウトを追加しました。CompIQ Stellaのメイン回路と直結されたDITOSのバランスアウトプットは、ギター、ベース、アコースティックギター、ヴァイオリン、キーボードなど様々な楽器のトーンに最適な、豊かで暖かなトーンを実現。シンセサイザーやヴォーカルその他に使用できるプリアンプとしても使用できます。
世界最高峰のスタジオコンプレッサーと同様の技術、トップクラスのTHAT Analog Engineを中心とした構造で、全て手作業で制作されています。
トゥルーRMSレベル検出器により測定されたインプットシグナルは高性能なBlackmer VCAを通して正確なフィードフォワードコンプレッションを行います。
そして、これらを制御する多彩なパラメータは、このサイズのコンプレッサーではこれまでにないほどです。クリーンで正確、かつ透明なダイナミックサウンドプロセッシングを実現するため、必要なものが詰め込まれています。
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSには多彩なコントロールがありますが、これらを果たして使いこなすことができるのか、疑問に思うかもしれません。
ですが、CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSのコントロールは単に数を増やして複雑にしただけのものではありません。詳細に音を作るだけでなく、シンプルに操作ができるよう工夫して作られています。
Ratio、Threshold、Gainコントロールはプロフェッショナルコンプレッサーに不可欠なコントロールです。
そして、様々なジャンルやスタイルに合わせた理想的なコンプレッションを設定するための多彩なオプションがあります。DRY/WET MIXではよりナチュラルなエフェクトサウンドをつくるため、ドライシグナルをコンプレッションサウンドにブレンドできます。
さらにサイドチェインフィルター(SCF)をNormal、Low、Deepから選択でき、ベース等で音色を追求する際に効果的です。よりシンプルに設定したいなら、SCFはNormalに設定しておけばほとんどの場合、ナチュラルに動作させることができます。
特にベースで使用する際に低域のトリガーが早すぎると感じるなら、LowやDeepに設定することでコンプレッションを少し遅らせ、オーディオスペクトルのバランスをとることができます。
ペダル型コンプレッサーにはあまり搭載されないKneeスイッチにより、コンプレッションのかかりの鋭さをHard/Softで切り替えることができます。
Soft(ソフトニー)に設定すると、透明で軽めのコンプレッションとなります。Thresholdを高めに設定すると、最低限のコンプレッションだけをかけるマスタリングツールのように機能させることができます。
Hard(ハードニー)ではわかりやすくコンプレッサーがかかります。チキンピッキングやベーススラップなどの出力を安定させることができます。ハードニーでRatio、Thresholdを高く設定すると位ミッターやサスティナーペダルとして使用できます。
また、使用環境の違いによる音色の違いを即座に補正できるTilt-Eqを搭載。このイコライザーの周波数はEQ PIVOTによりHigh(1kHz/ギター用)とLow(330Hz/ベース用)で切り替えることができます。
TIMINGスイッチは、オートアタック/リリースタイミングを切り替えるスイッチです。F(Fast)とS(Slow)を切り替えることができ、それぞれアタックとリリースタイミングの両方に影響します。
Fモードでは鮮明でパンチの効いた現代的なサウンドを作ります。ファストタイミングでハードニーを組み合わせるとリミッターへと近づきます。Blendを並列(ニューヨークスタイル)にした際に最適な設定です。
スロータイミングではベースラインやアルペジオのようなフレーズに適しています。
さらに、M(Manual)に設定するとATTACK、RELEASEノブで自由にアタックとリリースタイムを調整できます。
まだまだ終わりません。
これらのコントロールに加え、アナログテープサチュレーション回路を追加しました。ドライシグナルラインに高周波歪みを加え、コンプレッションをかけたウェットシグナルとブレンドして、エフェクトのバランスをとります。ヴィンテージスタジオテープオーバーロードのコンプレッション効果で、60年代のスタジオ録音で聞くことのできるトリックです。テープのもつ飽和は、ハイファイなオーディオシグナルに心地よい歪みを加えます。ここでいう歪みはギターのオーバドライブやディストーションのようなはっきりとわかる歪みではなく、サウンドにアナログ感を加える程度のものです。
SATコントロールでこのサチュレーションを調整することができます。サウンドに豊かさを加えます。また、内部には2つのジャンパがあり、これらを取り外すことでロー、またはハイカットフィルターを使うことができます。低域のみ、高域のみをカットしてブレンドすることで、音色のバランスを取ることができます。
また、6LEDディスプレイにより、インプットシグナルに適用されるコンプレッションの強さをリアルタイムに表示することができます。
コンプレッサーは楽器の音を魔法の音に変えるものではありません。もともとの楽器が持つトーンを維持します。高いダイナミックレンジによりナチュラルなサウンドのクリーントーン、ローノイズなオーディオプロセッシングが可能となります。
●コントロール
・フットスイッチ:エフェクトON(グリーンLED)とOFFを切り替えます。OFF時はトゥルーバイパスとなります。
・RATIO:Thresholdを超えたシグナルにコンプレッションがかかったときにオーディオシグナルがどの程度圧縮されるかを調整します。1:1(コンプレッションをかけない)から無限大:1まで設定できます。9時位置で2:1となり、マイルドで音楽的なコンプレッション、12時位置で4:1となり、一般的なハードコンプレッション、3時位置では10:1となり、さらに強力なコンプレッション、最大位置では無限大:1となり、リミッターとして動作します。
・THRESHOLD:このコントロールはコンプレッションがかかり始めるシグナルレベルを設定します。コンプレッションはここで設定したシグナルレベルを超えたときに初めて動きます。低く設定すると、小さな入力でもコンプレッションがかかります。THRESHを低く、GAINを高く設定すると全体の音量が高くなります(音量はDry/Wet Mixとも相関します)。
・TIMINGスイッチ:オートアジャストタイミング回路により、アタックとリリースを自動的に調整します。このスイッチではF(速い)とS(遅い)を切り替えるだけです。リリースは基本的にアタックの10~15倍の時間に設定されます。
Sに設定すると、アタックタイムが10-15ms、リリースタイムが100-220ms程度となり、Fに設定するとアタックタイムが5-7ms、リリースタイムた70msに設定されます。M(Manual)に設定することもできます。
・ATTACK / RELEASE:TIMINGスイッチがMに設定されているとき、これらのノブでアタックタイムとリリースタイムを調整します。ATTACKはシグナルレベルがTHRESHOLDを超えたときにコンプレッションがRATIOで設定した圧縮に到達するまでの時間です。RELEASEはコンプレッションがかかった状態からインプットシグナルがTHRESHOLDを下回ったときにコンプレッションをかけないようにする時間です。
・GAIN(Makeup Gain):コンプレッションは、Thresholdを超えたシグナルを圧縮するため、音量が下がります。下がった音量をリカバーするためにGainを上げる必要があります。コンプレッションが高くなる(Ratioを上げる)と、GAINをより高く上げないと音量が高くなりません。
また、THRESHを下げてGAINを上げると全体の音量が高くなりますが、やりすぎるとノイズまみれとなります。
・TILT-EQ:このコントロールは軽めのイコライザーで、使用環境の違いによる音色の違いを補正することができます。コントロールは-6~+6dbの範囲で動作します。EQの中心周波数はEQ PIVOTスイッチで切り替えます。内部のEQ/BYPジャンパでこのEQをバイパスすることもできます。
・EQ PIVOTスイッチ:TILT-EQで操作する周波数を切り替えます。HがHigh、LがLowポジションです。High(1kHz/ギター用)とLow(330Hz/ベース用)で切り替えることができます。
・KNEEスイッチ:コンプレッサーのかかり方を切り替えるスイッチです。Kneeとは膝のことで、Thresholdを超えたシグナルに、膝が折れるようにコンプレッションがかかることをハードニー、レベルが高くなるにつれコンプレッションが強くなることをソフトニーと呼びます。HARDは明らかに強いコンプレッションがかかり、SOFTはよりゆるやかにコンプレッションがかかります。
・SCFスイッチ:サイドチェインフィルターの設定です。N(Normal)、L(Low)、D(Deep)から設定できます。Nポジションではサイドチェインフィルターは広いレンジのオーディオシグナルに影響し、1kHz以下の周波数帯を抑えます。音は低域ほどパワーがあるため、コンプレッサーは低域の動きに反応して動作してしまいます。それを抑え、音色全体のバランスに合わせてコンプレッサーを動作させるためのフィルターで、実際の音色には影響しません。
Lポジションに設定すると、よりローエンドの周波数にフィルターがかかり(-12dB@90Hz)、DポジションではLポジションよりも少し上の周波数にフィルターがかかります(-12dB@200Hz)。
・DRY/WET MIX:このコントロールはオーディオミキサーのように動作します。コンプレッサーに入力されたシグナルと、コンプレッサーを通したシグナルをミックスしてバランスを調整できます。100%Wetから100%Dryまで設定でき、中央で1:1となります。100%Dryに設定するとバッファとして動作します。
・SAT:ドライシグナルにかかるテープサチュレーションの調整です。ドライシグナルをコンプレッションシグナルにミックスする際にバランスをとるためのコントロールです。SATを高く設定すると、ミックスした際にコーラスライクなきらびやかさを加えることもできます。内部の2つのジャンパでドライシグナルにローカット、ハイカットフィルターをかけることができます。ドライ/ウェットミックスの際、ローまたはハイをカットすることで、ローエンドが強くなりすぎたり、きらびやかになりすぎたりしないよう調整することができます。
・LEVEL:ドライシグナルの音量を調整します。SATコントロールを高くした際に音量を下げたり、SATを低くした際にはボリュームブーストとして使うことができます。
・ディスプレイ:6つのLEDでRMSレベルを表示します。インプットレベルが高いとイエローやレッドLEDがピークを表示します。レッドLEDが表示されても設定が間違っているわけではありません。ディスプレイは指標としながら、実際の設定、音は耳で聞いて調整します。
・INPUT:楽器やアンプのSENDからのケーブルを接続します。
・OUTPUT:アンプのインプットやアンプのRETURNへのケーブルを接続します。
・DC POWER:スタンダードなセンターマイナスDC9~12Vアダプターを接続します。
●グラウンドリフトジャンパ
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSのインプット端子のすぐ横にはジャンパがあります。これを取り外す、DITOSのDIアウトのグラウンドをリフトさせることができます。
●スペック
Input impedance: > 1MΩ
Output Impedance: ~100Ω
0dB input referrence level: -20dBu (77.5mV)
Output noise: -95dBV @0dBV gain
THD: 0.05% for -5dBV input signal level @ 1kHz
Output frequency response: -2dB @ 40Hz; 0dB @ 100Hz - 22KHz
Optimal Power Voltage: 9-12VDC ±10%, Center Negative Barrel
DC Power Plug Barrel: Ø 5.1/2.1mm, 12-15mm long
Power Consumtion: < 29mAh
Product Size: Lenght: 61mm, Depth: 120mm, Height: 51mm
Product Weight: 227 g
【BECOS】
BECOSは、ルーマニア、黒海沿岸のコンスタンツァ市に拠点を起き、ミュージカル、マルチメディア制作、ソフトウェア、エンジニアリングなどの経験を持つスモールチームです。チームは“技術オタク”で、常に最高品質の製品を最後まで製造するという哲学を持っています。
アダプター:9-12Vセンターマイナス
電池駆動:‐
コントロール:RRATIO、THRESHOLD、ATTACK、GAIN、TILT-EQ、RELEASE、KNEE、SCF、EQ PIVOT、TIMING、MIX、SAT、LEVEL
BECOS / CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOS
ベコス / コンプアイキューステラプロコンプレッサーウィズジートス
最強のコンパクトコンプレッサー
BECOS CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSは、高価で大きなスタジオラックでしか見られないような機能を網羅した、コンパクトなコンプレッサーペダルです。プロフェッショナルなオーディオダイナミックプロセッシングに対応し、アナログ回路ならではの音楽的でクリアなトーンを作ります。
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSは、ギター、ベース用に設計されたオールアナログコンプレッサーペダルです。
さらにトランスDIボード、DITOSを内蔵し、TRSフォン端子のバランスドアウトを追加しました。CompIQ Stellaのメイン回路と直結されたDITOSのバランスアウトプットは、ギター、ベース、アコースティックギター、ヴァイオリン、キーボードなど様々な楽器のトーンに最適な、豊かで暖かなトーンを実現。シンセサイザーやヴォーカルその他に使用できるプリアンプとしても使用できます。
世界最高峰のスタジオコンプレッサーと同様の技術、トップクラスのTHAT Analog Engineを中心とした構造で、全て手作業で制作されています。
トゥルーRMSレベル検出器により測定されたインプットシグナルは高性能なBlackmer VCAを通して正確なフィードフォワードコンプレッションを行います。
そして、これらを制御する多彩なパラメータは、このサイズのコンプレッサーではこれまでにないほどです。クリーンで正確、かつ透明なダイナミックサウンドプロセッシングを実現するため、必要なものが詰め込まれています。
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSには多彩なコントロールがありますが、これらを果たして使いこなすことができるのか、疑問に思うかもしれません。
ですが、CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSのコントロールは単に数を増やして複雑にしただけのものではありません。詳細に音を作るだけでなく、シンプルに操作ができるよう工夫して作られています。
Ratio、Threshold、Gainコントロールはプロフェッショナルコンプレッサーに不可欠なコントロールです。
そして、様々なジャンルやスタイルに合わせた理想的なコンプレッションを設定するための多彩なオプションがあります。DRY/WET MIXではよりナチュラルなエフェクトサウンドをつくるため、ドライシグナルをコンプレッションサウンドにブレンドできます。
さらにサイドチェインフィルター(SCF)をNormal、Low、Deepから選択でき、ベース等で音色を追求する際に効果的です。よりシンプルに設定したいなら、SCFはNormalに設定しておけばほとんどの場合、ナチュラルに動作させることができます。
特にベースで使用する際に低域のトリガーが早すぎると感じるなら、LowやDeepに設定することでコンプレッションを少し遅らせ、オーディオスペクトルのバランスをとることができます。
ペダル型コンプレッサーにはあまり搭載されないKneeスイッチにより、コンプレッションのかかりの鋭さをHard/Softで切り替えることができます。
Soft(ソフトニー)に設定すると、透明で軽めのコンプレッションとなります。Thresholdを高めに設定すると、最低限のコンプレッションだけをかけるマスタリングツールのように機能させることができます。
Hard(ハードニー)ではわかりやすくコンプレッサーがかかります。チキンピッキングやベーススラップなどの出力を安定させることができます。ハードニーでRatio、Thresholdを高く設定すると位ミッターやサスティナーペダルとして使用できます。
また、使用環境の違いによる音色の違いを即座に補正できるTilt-Eqを搭載。このイコライザーの周波数はEQ PIVOTによりHigh(1kHz/ギター用)とLow(330Hz/ベース用)で切り替えることができます。
TIMINGスイッチは、オートアタック/リリースタイミングを切り替えるスイッチです。F(Fast)とS(Slow)を切り替えることができ、それぞれアタックとリリースタイミングの両方に影響します。
Fモードでは鮮明でパンチの効いた現代的なサウンドを作ります。ファストタイミングでハードニーを組み合わせるとリミッターへと近づきます。Blendを並列(ニューヨークスタイル)にした際に最適な設定です。
スロータイミングではベースラインやアルペジオのようなフレーズに適しています。
さらに、M(Manual)に設定するとATTACK、RELEASEノブで自由にアタックとリリースタイムを調整できます。
まだまだ終わりません。
これらのコントロールに加え、アナログテープサチュレーション回路を追加しました。ドライシグナルラインに高周波歪みを加え、コンプレッションをかけたウェットシグナルとブレンドして、エフェクトのバランスをとります。ヴィンテージスタジオテープオーバーロードのコンプレッション効果で、60年代のスタジオ録音で聞くことのできるトリックです。テープのもつ飽和は、ハイファイなオーディオシグナルに心地よい歪みを加えます。ここでいう歪みはギターのオーバドライブやディストーションのようなはっきりとわかる歪みではなく、サウンドにアナログ感を加える程度のものです。
SATコントロールでこのサチュレーションを調整することができます。サウンドに豊かさを加えます。また、内部には2つのジャンパがあり、これらを取り外すことでロー、またはハイカットフィルターを使うことができます。低域のみ、高域のみをカットしてブレンドすることで、音色のバランスを取ることができます。
また、6LEDディスプレイにより、インプットシグナルに適用されるコンプレッションの強さをリアルタイムに表示することができます。
コンプレッサーは楽器の音を魔法の音に変えるものではありません。もともとの楽器が持つトーンを維持します。高いダイナミックレンジによりナチュラルなサウンドのクリーントーン、ローノイズなオーディオプロセッシングが可能となります。
●コントロール
・フットスイッチ:エフェクトON(グリーンLED)とOFFを切り替えます。OFF時はトゥルーバイパスとなります。
・RATIO:Thresholdを超えたシグナルにコンプレッションがかかったときにオーディオシグナルがどの程度圧縮されるかを調整します。1:1(コンプレッションをかけない)から無限大:1まで設定できます。9時位置で2:1となり、マイルドで音楽的なコンプレッション、12時位置で4:1となり、一般的なハードコンプレッション、3時位置では10:1となり、さらに強力なコンプレッション、最大位置では無限大:1となり、リミッターとして動作します。
・THRESHOLD:このコントロールはコンプレッションがかかり始めるシグナルレベルを設定します。コンプレッションはここで設定したシグナルレベルを超えたときに初めて動きます。低く設定すると、小さな入力でもコンプレッションがかかります。THRESHを低く、GAINを高く設定すると全体の音量が高くなります(音量はDry/Wet Mixとも相関します)。
・TIMINGスイッチ:オートアジャストタイミング回路により、アタックとリリースを自動的に調整します。このスイッチではF(速い)とS(遅い)を切り替えるだけです。リリースは基本的にアタックの10~15倍の時間に設定されます。
Sに設定すると、アタックタイムが10-15ms、リリースタイムが100-220ms程度となり、Fに設定するとアタックタイムが5-7ms、リリースタイムた70msに設定されます。M(Manual)に設定することもできます。
・ATTACK / RELEASE:TIMINGスイッチがMに設定されているとき、これらのノブでアタックタイムとリリースタイムを調整します。ATTACKはシグナルレベルがTHRESHOLDを超えたときにコンプレッションがRATIOで設定した圧縮に到達するまでの時間です。RELEASEはコンプレッションがかかった状態からインプットシグナルがTHRESHOLDを下回ったときにコンプレッションをかけないようにする時間です。
・GAIN(Makeup Gain):コンプレッションは、Thresholdを超えたシグナルを圧縮するため、音量が下がります。下がった音量をリカバーするためにGainを上げる必要があります。コンプレッションが高くなる(Ratioを上げる)と、GAINをより高く上げないと音量が高くなりません。
また、THRESHを下げてGAINを上げると全体の音量が高くなりますが、やりすぎるとノイズまみれとなります。
・TILT-EQ:このコントロールは軽めのイコライザーで、使用環境の違いによる音色の違いを補正することができます。コントロールは-6~+6dbの範囲で動作します。EQの中心周波数はEQ PIVOTスイッチで切り替えます。内部のEQ/BYPジャンパでこのEQをバイパスすることもできます。
・EQ PIVOTスイッチ:TILT-EQで操作する周波数を切り替えます。HがHigh、LがLowポジションです。High(1kHz/ギター用)とLow(330Hz/ベース用)で切り替えることができます。
・KNEEスイッチ:コンプレッサーのかかり方を切り替えるスイッチです。Kneeとは膝のことで、Thresholdを超えたシグナルに、膝が折れるようにコンプレッションがかかることをハードニー、レベルが高くなるにつれコンプレッションが強くなることをソフトニーと呼びます。HARDは明らかに強いコンプレッションがかかり、SOFTはよりゆるやかにコンプレッションがかかります。
・SCFスイッチ:サイドチェインフィルターの設定です。N(Normal)、L(Low)、D(Deep)から設定できます。Nポジションではサイドチェインフィルターは広いレンジのオーディオシグナルに影響し、1kHz以下の周波数帯を抑えます。音は低域ほどパワーがあるため、コンプレッサーは低域の動きに反応して動作してしまいます。それを抑え、音色全体のバランスに合わせてコンプレッサーを動作させるためのフィルターで、実際の音色には影響しません。
Lポジションに設定すると、よりローエンドの周波数にフィルターがかかり(-12dB@90Hz)、DポジションではLポジションよりも少し上の周波数にフィルターがかかります(-12dB@200Hz)。
・DRY/WET MIX:このコントロールはオーディオミキサーのように動作します。コンプレッサーに入力されたシグナルと、コンプレッサーを通したシグナルをミックスしてバランスを調整できます。100%Wetから100%Dryまで設定でき、中央で1:1となります。100%Dryに設定するとバッファとして動作します。
・SAT:ドライシグナルにかかるテープサチュレーションの調整です。ドライシグナルをコンプレッションシグナルにミックスする際にバランスをとるためのコントロールです。SATを高く設定すると、ミックスした際にコーラスライクなきらびやかさを加えることもできます。内部の2つのジャンパでドライシグナルにローカット、ハイカットフィルターをかけることができます。ドライ/ウェットミックスの際、ローまたはハイをカットすることで、ローエンドが強くなりすぎたり、きらびやかになりすぎたりしないよう調整することができます。
・LEVEL:ドライシグナルの音量を調整します。SATコントロールを高くした際に音量を下げたり、SATを低くした際にはボリュームブーストとして使うことができます。
・ディスプレイ:6つのLEDでRMSレベルを表示します。インプットレベルが高いとイエローやレッドLEDがピークを表示します。レッドLEDが表示されても設定が間違っているわけではありません。ディスプレイは指標としながら、実際の設定、音は耳で聞いて調整します。
・INPUT:楽器やアンプのSENDからのケーブルを接続します。
・OUTPUT:アンプのインプットやアンプのRETURNへのケーブルを接続します。
・DC POWER:スタンダードなセンターマイナスDC9~12Vアダプターを接続します。
●グラウンドリフトジャンパ
CompIQ STELLA Pro Compressor with DITOSのインプット端子のすぐ横にはジャンパがあります。これを取り外す、DITOSのDIアウトのグラウンドをリフトさせることができます。
●スペック
Input impedance: > 1MΩ
Output Impedance: ~100Ω
0dB input referrence level: -20dBu (77.5mV)
Output noise: -95dBV @0dBV gain
THD: 0.05% for -5dBV input signal level @ 1kHz
Output frequency response: -2dB @ 40Hz; 0dB @ 100Hz - 22KHz
Optimal Power Voltage: 9-12VDC ±10%, Center Negative Barrel
DC Power Plug Barrel: Ø 5.1/2.1mm, 12-15mm long
Power Consumtion: < 29mAh
Product Size: Lenght: 61mm, Depth: 120mm, Height: 51mm
Product Weight: 227 g
【BECOS】
BECOSは、ルーマニア、黒海沿岸のコンスタンツァ市に拠点を起き、ミュージカル、マルチメディア制作、ソフトウェア、エンジニアリングなどの経験を持つスモールチームです。チームは“技術オタク”で、常に最高品質の製品を最後まで製造するという哲学を持っています。
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