アダプター:センターマイナスDC9-18V
電池駆動:--
コントロール:ROOM SIZE、MIX、HIGH CUT、SHIMMER
Catalinbread / Cloak
カタリンブレッド / クローク
Catalinbread Cloakは、減衰するエコーの中にスペクトルを加える禁術に関する呪文が封じられた、失われし文書を極秘裏に発掘したことから始まりました。
装飾が過ぎました。Cloakのインスピレーションは、スタンフォード大学の学界と音響学部から始まりました。最適なシマー効果に関する論文が執筆されたのです。Catalinbreadでは同様に完璧さを追求し、独自の研究の結果、新しいインスピレーションを得、真に素晴らしいシマーリバーブを完成させました。
Cloakは本質的にそれ自体が最高峰のルームスタイルリバーブですが、SHIMMERノブを回すと豊かで調和の取れた倍音が加わり、トレイルの中で3つの異なる倍音成分を強調します。
特別に設計されたローパスフィルターが、高調波をなめらかにします。ROOM SIZEノブを使えば、掃除用具入れのような狭い空間から、無限大に近い広大な空間までを調整できます。
また、Cloakにはバイパス時にリバーブトレイルをカットするトゥルーバイパスと、トレイルを継続するバッファードトレイルバイパスを選択できます。
どちらを選択しても、Cloakはサウンドに小さな黒魔法をかけます。
●コントロール
ROOM SIZE:リバーブの長さとゲインを同時に調整し、自然に空間的な広がり、大きさを調整します。
MIX:アウトプット内のドライシグナルを100%~0%まで調整します。
HIGH CUT:リバーブシグナルの高調波を調整し、特にSHIMMERを高くした際の高域をなめらかにします。
SHIMMER:ルームリバーブにシマーを加えます。反時計回り最小ではシマーは加わらず、豊かなルームリバーブとなり、時計回り最大ではハーモニックで豊かなシマーリバーブとなります。
●内部スイッチ
Cloakの内部にはバイパスモードを変更するスイッチがあります。初期設定はトレイルモード(バッファードバイパス)です。バイパス時にも内部プリアンプがアクティブとなり、バイパス時にも最後の残響が残ります。
スイッチを切り替えるとトゥルーバイパスモードとなり、バイパス時にプリアンプを通らず、またすべての残響がカットされます。
Gainトリムポットはメーカーにて調整されて出荷されていますので、基本的には操作する必要はありませんが、操作する場合は元の位置に戻せるよう印をつけたり写真を撮ってから行うことを推奨します。
●電源
CloakはスタンダードなセンターマイナスDC9-18Vアダプターで駆動します。消費電流は60mAですが、安定動作のために100mA以上の電源をご使用ください。9V電源は素晴らしい音になります。18V電源はさらにヘッドルームが広くなります。電池はご使用になれません。
●スペック
フィルタ:5kHzカットオフです。フルオープンから5kHzを超えるリバーブを完全にカットするまで操作できます。
リバーブタイム:最短250ms、最長3s以上(シグナルレベルにより異なりますが、一般的なギターアタックの場合です。)
消費電流:60mA
サイズ(WxDxH):67 x 112 x 53mm (突起含む)
重量:242g
●デザイナーズノート
ある夜、リラックスして古いDSPペーパーのキャッシュを見ていたときに、この論文を見つけました。これは目を見張るものがありましたので、私は独自のハーモニックリバーブアルゴリズムを書き始めました。
一握り書いてみると、ハーモニックモジュレーションがなく、ベースのリバーブサウンドに合わせた別のシマー効果があることが際立っていました。これを心地よく組み合わせると良い音になりますが、極端な周波数でのクランチが犠牲になりました。それは良くないので、フィルタリングオプションをテストしたあと、ダークなアンプでもバランスが取れるよう“ダークなシマー”を作るため、減衰コードを決めました。
Lee Brady
【Catalinbread】
Catalinbread(カタリンブレッド)はアメリカ、オレゴン州ポートランドで様々なエフェクターを製作しています。
Catalinbreadでは、様々なヴィンテージ機材、そして数々のアーティストの「音」そのものを研究し、そこにどんな機材が使われ、どんなプレイやセッティングだったのかを徹底的に分析しています。
その過程を経て作られるCatalinbreadのエフェクトペダルを使うと、最良の状態を保った伝説の機材が足下に甦ったかのような音色を作ります。
さぁ、次はあなたが次の伝説を作り上げる番です。