種類:スイッチャー
アダプター:9Vセンターマイナス
電池駆動:-
コントロール:L、R
One Control / Minimal Series TRI LOOP
ワンコントロール / ミニマルシリーズトライループ
One Control Minimal Series TRI LOOPは、2つのエフェクトループを搭載するコンパクトなループボックスでありながら、1台の中に様々な機能を備えた新たな次元のエフェクターツールです。元のエフェクターツールとして進化させました。それが、One Control Minimal Series TRI LOOPです。
2つのエフェクトループを個別に切り替えるBlack Loop、2つのループを一発で切り替えるWhite Loopの機能に加え、BJF Bufferを内蔵。さらに様々な機材をコントロールする司令塔としての役割も追加しました。Black、White、そして司令塔としての機能。それこそがMinimal Series TRI LOOPの名を表す、2ループボックスの金字塔の証です。
Minimal Series TRI LOOPには、4つの動作モードを搭載します。
・mode Red:Black Loop+BJF Buffer+Latch Switch (Loop2をパラレルアウトとして使用可能)
・mode White:White Loop+BJF Buffer (Loop2をパラレルアウトとして使用可能)
・mode Blue:Twin tap tempo Switch(アンラッチスイッチを使用するペダルの操作にも対応)
・mode STR:strymon Favorite / Tap Switch
・mode Red
Black Loopを受け継ぐシンプルな2ループボックスです。2つのフットスイッチでそれぞれ2つのループのON/OFF操作を行います。
フットスイッチRがLoop1、フットスイッチLがLoop2のON/OFFです。また、フットスイッチRを4秒間長押しすることで、インプットにBJF Bufferをかけることができます。BJF Bufferの状態は,BJF Buffer LEDで表示されます。
Loop2のRETURNジャックに何も差し込まなければ、Loop2のSENDとOUTPUTからは同じ信号が出力され、パラレルアウトとしてご使用いただけます。BJF BufferをONにすると、バッファードスプリッターになります。
また、それぞれのループは、SEND端子をラッチ式のフットスイッチとしてご使用いただけます。さらに、Loop1のSENDを使用することで、2つのラッチスイッチをステレオケーブル1本で接続することもできます。
(ラッチ式スイッチとエフェクトループを兼ねることはできません。ステレオケーブル使用時は、Loop2には何も接続しないでください。)
※仕様上、フットスイッチLとRの同時押しによるコントロールは行えません。フットスイッチとしてご使用になる場合、お使いの機器の仕様をお確かめください。
・mode White
White Loopを受け継ぐ、2つのループを1発で切替えられる”Flash Loop”を備えた2ループボックスです。
フットスイッチRでループのON/OFFを、フットスイッチLでLoop1とLoop2の切替えを行います。選択中のLoopはLoop1LEDとLoop2LEDで表示され、LoopのON/OFFはMODEスイッチが表示します。
また、選択中のループの位置に合わせたフットスイッチを4秒間長押しすることで、それぞれのループ選択時にBJF Bufferをかけることができます。例えばLoop1選択中にフットスイッチRを長押しすると、Loop1選択時にインプットにBJF Bufferを入れることができます。BJF Bufferの状態は,BJF Buffer LEDで表示されます。Loop2を選択し、RETURN端子に何も接続しなければLoop2のSENDとOUTPUTからパラレルアウトが可能です。
Loop1のRETURNに何も差し込まなければABボックスとなります。Loop2のRETURNに何も差し込まなければ、Loop2のSENDとOUTPUTからは同じ信号が出力され、パラレルアウトとしてご使用いただけます。BJF BufferをONにすると、バッファードスプリッターになります。
※Loop1選択中にフットスイッチLを、Loop2選択中にフットスイッチRを長押ししてもBJF Bufferはかかりません。BJF Bufferの設定は、ループ自体のON/OFFに関わらず行うことができます。
・mode Blue
タップテンポモードです。Loop1とLoop2のSEND端子がアンラッチスイッチの端子となり、タップテンポやアンラッチ式の信号を受信する機材の操作を行えます。
フットスイッチRがLoop1、フットスイッチLがLoop2のSEND端子からの操作を行います。
また、それぞれのフットスイッチを4秒間長押しすることで、対応するスイッチの極性を反転させることができます。
・mode STR
Strymonなどの特別な配列のTRS端子を使用するエフェクターを操作するSTR modeです。タップテンポとFavoriteスイッチをそれぞれ1つずつ操作することができます。フットスイッチRがタップテンポで、Loop1のSENDとタップテンポを受けるStrymonペダルをステレオケーブルで接続します。
また、Outputと外部Favoriteスイッチに対応したStrymonペダルを接続することで、フットスイッチLをFavoriteスイッチとしてご使用いただけます。
※外部タップテンポ、またはFavoriteスイッチに対応したStrymonペダルをお使いになり、それぞれの操作を受け入れる設定にしておく必要があります。
スイッチを押した際の動作、LEDの点灯については、Strymonペダル側の設定により変化する場合があります。
Loop2のSEND/RETURN端子には何も接続しないでください。
・エディットモード
Minimal Series TRI LOOPのモード変更は、フットスイッチLを押しながら電源を接続することで行います。この時、BJF Buffer LEDが点滅し、エディットモードであることを示します。その後、フットスイッチRを押せば中央のLEDのカラーが変わり、それぞれのモードに変更することができます。選択したいモードを選び、フットスイッチRを長押しすることでモードが決定されます。次回起動時には前回選択されたモードが保存されています。
一度モードを選んで機材を接続すれば、ステージ上で新たなモード選択を行う必要はない。これこそ、実戦に於いてもっともシンプルな操作性です。
Minimal Series TRI LOOPは、本体に余計な操作系を無くすことにより、ペダルボードでの誤操作を防ぐことができます。誤ってノブやスイッチを蹴飛ばしてしまったり、搬送中にモードが変わってしまうこともありません。
・各部の名称
1.フットスイッチR
2.インプット
3.DCジャック(センターマイナス DC9V)
4.BJF Buffer LED
5.SEND(Loop1)
6.RETURN(Loop1)
7.MODE LED
8.SEND(Loop2)
9.RETURN(Loop2)
10.OUTPUT
11.フットスイッチL
12.Loop2 LED
13.Loop1 LED
Dimensions:118(L)X64(W)X50(H) mm
Weight:250g
Power Supply:DC9V (Negative Center)
Current Drain:max. 100mA
Max. Input Vp-p:3V
※Minimal Series TRI LOOPは様々な使い方に対応するため、仕様上ケーブルの接続方法によっても内部動作が変更されます。説明書の表記にない接続を行った場合、想定通りの動作をするとは限りませんので、ご注意ください。
電池はお使いいただけません。
StrymonはDamage Control Engineering, LLCの登録商標です。
【Minimal Series】
“ 洗練された機能性、一切の無駄をそぎ落とし、研ぎ澄まされた極小のペダル ”
One Control Minimal Seriesは、ペダルの製造において一切の無駄をそぎ落とし、最小、極小サイズを実現し、シンプルながら洗練された機能性を集約し、完成しました。まさにMinimal=最小限と言うにふさわしいペダルです。
・「最小限」のために
One Controlは、高い生産性と堅牢さを同時に確保できる、画期的なPCB配列を考案、実現することで、それまで「手作業でやらざるを得なかった」組み込みを実現しました。余計な手間や無駄をそぎ落とし、必要な労力を最小限に抑えることで生産効率が向上。最小限のプライスを実現しました。
One Control Minimal Seriesは、筐体もペダルを使う上で最小限のサイズを実現。足下で余計なスペースを取ることがなく、同時に操作に気を遣う必要もない、スタンダードかつ最小限のスペースで使えるペダルです。
そして、One Control Minimal Seriesはエフェクターをボードに並べ、快適に使用するために必要な最小限の機能を有しています。
「あと1つ、この機能が欲しい」、そんな時、One Control Minimal Seriesの最小限の機能が大きな力となるでしょう。
Minimal Series TRI LOOP マニュアル.pdf
【One Control】
One Controlの細部にまで拘った商品は、贅沢という言葉が一番しっくりくるでしょう。これまでの製品を凌駕するその品質とスペック、徹底したユーザーフィードバックの拾い上げによる商品構築は、一番の遠回りに見えますが、実は一番の近道であると言うことを我々の商品によって実証できると確信しています。One Controlを足元に置いて、歴史の証人になりましょう。