
■POINT
・ヴィンテージディスクエコー、Bibnson Echorecのサウンドを再現
・真空管を再現したトーン、最大1秒のディレイタイム、各種機能やサウンドを丁寧に再現
・再生ヘッドを独立して切り替えるような操作が可能
知名度:3
マニア度:3
Dawner Prince Electronics BOONARは、磁気式ディスクエコーの伝説的な名機、Binson Echorecのサウンドとフィーリングを忠実に再現するために設計されたディレイペダルです。
数ヶ月にわたる調査、研究、開発、綿密な調整を重ね、これを実現させました。
BOONARにはオリジナルの魅力がすべて、それ以上に詰め込まれています。真空管の太く豊かなトーンを再現し、幻想的なリバーブの減衰と融合した壮大で多次元的なエコーリピート、最大1秒のディレイタイム、独立した再生ヘッド切り替えシステム、そしてそれらを視覚的に表示するマジックアイレベルインジケータを搭載し、オリジナルモデルを思わせるゴールドフィニッシュを施しています。
コンパクトペダルサイズに、これら全てが凝縮されています。
BOONARは、オリジナルEchorec同様のアナログシグナルパスを採用していますが、真空管エミュレーターとして高電圧駆動のFETを使用し、磁気メモリドラムの代わりにDSPユニットを使用しています。DSPユニットにはオリジナルユニットのメモリシステムの特性を忠実に再現する特別なDSPコードを開発し、バーチャルマグネティックドラムと名付けました。
本物の持つサウンドで、魔法のようなエコーをお楽しみください。
●コントロール
・VOLUME:再生ヘッドから出力されるディレイの音量を調整します。I・CTRLの設定と組み合わせて音量が調整されます。
・BASS/TREBLE:ディレイシグナルのEQを調整します。オリジナルEchorec同様、ダークなトーンからブライトなトーンへと繊細に調整されます。
・SWELL:各再生ヘッドからのリピート回数をシングルリピートから無限大まで設定します。自己発振直前の設定ではBOONAR特有のうねり(SWELL)が発生し、複雑で多次元的な音の壁を作ります。
・DRUM SPEED:バーチャルマグネティックドラム(DSPセクション)の擬似的なドラムの回転速度を設定します。この速度はディレイタイムに比例します。オリジナルユニットではドラムスピードは固定され、第4再生ヘッドでの最大ディレイタイムは300msでしたが、BOONARでは第1再生ヘッドで40ms、第4再生ヘッドでは最大1000msのディレイタイムを設定できます。ノブを時計回り最大にするとドラム回転速度が最速になり、ディレイタイムが短くなります。オリジナルユニットに近いのは3時の位置です。
・DRUM AGE:Binson Echorec特有の経年変化による心地よい特性を再現します。新品のEchorecは磁気テープよりも優れた磁気ドラムを再現していたため、リピート音はテープエコーよりも明るく金属的で正確です。しかし、経年変化にともない、ヘッドの摩耗や再生ヘッドのアライメントのずれによって音量や高域がわずかに減衰し、ディレイシグナルに独特のモジュレーションが加わります。このモジュレーションは主に機械部品の摩耗によってディスクの回転が不規則になることにより発生します。テープエコー等のディレイとは異なり、コーラスというよりもヴィブラート的な効果となります。
このDRUM AGEを時計回り最大にすると、経年変化の影響が少ない新品のようなサウンドになり、12時位置でわずかにモジュレーションが加わります。最小にすると高域と音量が明らかに減衰し、心地よいうねりが加わります。また、DRUM AGEによるモジュレーション周波数(うねりの速度)はドラム回転速度に比例します。
・I.CTRL:インプットレベルコントロールです。ディレイ回路へのインプットレベルを調整し、様々な楽器の特性に合わせてBOONARを調整できます。最大にするとEchorec特有のオーバードライブサウンドがディレイに加わります。
・PLAYBACK HEADS:Binson Echorecにはシングルおよびマルチタップディレイ用に再生ヘッドの組み合わせを選択する12段階のロータリースイッチが搭載されていました。BOONARではその制限を解除するため、個別の再生ヘッドスイッチを追加し、最大16通りのヘッドの組み合わせを可能としています。4つの再生ヘッドの出力はすべて完全なアナログシグナルです。
・レベルインジケーター:マジックアイと呼ばれるレベルインジケーターが、インプットシグナルとリピートシグナルのレベルを表示します。
・SWELL/REPEATS:このフットスイッチで、REPEATSモード(SWELLコントロールの設定に応じてシグナルのリピートを設定する標準モード)とSWELLモード(4つの再生ヘッドの全てのシグナルの一部をミキサーに送り、大聖堂リバーブのような音を作るモード)を切り替えます。
●内部コントロール
※内部コントロールにアクセスするには、六角星型ドライバーが必要です。
・トレイルズ/トゥルーバイパス:BOONARは、トゥルーバイパスとトレイルズモードを選択することができます。トゥルーバイパスはエフェクトバイパス時に全てのエフェクト音がカットされます。トレイルズはバッファードバイパスですが、エフェクトバイパス時に最後の残響を残したままバイパスできます。トレイルズではプリアンプも常に動作し、真空管トーンが維持されます。デフォルトはトレイルズモードです。
トレイルズとトゥルーバイパスは内部DIPスイッチで設定します。DIPスイッチは5つ並んでいますが、そのうち左の4つの設定でバイパスモードを切り替えます。左から順に上、上、上、下の設定でトゥルーバイパス、下、下、下、上の設定でトレイルズモードとなります。
・ドライボリューム:内部トリムポットで、プリアンプからアウトプットミキサーに送られるドライシグナルの音量を調整できます。デフォルトはユニティゲイン(入力されるシグナルと同じ音量)に調整されています。最小にするとキルドライとなります。
・モダン/オリジナル:内部DIPスイッチの右端のスイッチは、インプットインピーダンスを選択します。オリジナルモード(下)はBinson Echorecのインプットインピーダンスに準じた47kΩ、モダンモード(上)は1MΩとなります。モダンモードではよりきらびやかでダイナミックなサウンドとなり、出力レベルがわずかに高くなります。デフォルトはモダンモードです。
●スペック
インプットインピーダンス(MODERN):1MΩ
インプットインピーダンス(ORIGINAL):47kΩ
アウトプットインピーダンス:100Ω
電源:9V DCアダプター
電源端子: 5.5mm / 2.1mm バレルタイプ、センターマイナス
消費電流: ~180mA
サイズ: 111×58×31mm
電池はお使いになれません。
種類:ディレイ
アダプター:9Vセンターマイナス
電池駆動:-
コントロール:VOLUME、BASS/TREBLE、SWELL、DRUM SPEED、DRUM AGE、I.CTRL、PLAYBACK HEADS
【Dawner Prince Electronics】
Dawner Prince Electronicsは、クロアチア内陸部の自然豊かな地、イモツキにてエフェクターを制作しています。
クロアチアは天才発明家として有名な、現在の発電、送電網の基礎を築きあげたニコラ・テスラの生まれ故郷です。
穏やかな気候に恵まれ、青い湖として知られるモドロ湖や、オスマン帝国時代からの長い歴史があります。
Dawner Prince Electronicsのチーフエンジニアであり設立者でもあるZoran Kraljevicは、そんな歴史と自然に囲まれた地、クロアチアを誇りに思いながら、世界にハイクオリティなエフェクターを発信すべく、日々丁寧なペダル作りを心がけ、プレイヤーの視点でエフェクターを開発しています。
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