種類:ディレイ
アダプター:9-12Vセンターマイナス
電池駆動:-
コントロール:DELAY、GAIN、VOLUME、REPEATS、TONE、REVERB、WARP、SHIFT、ON、PRESET、TAP、TRAILS、SUBDIV
Gecko Pedals / Geckoplex EP-5 V2
ゲッコーペダルズ / ゲッコープレックスイーピーファイブブイツー
Gecko Pedals Geckoplex EP-5 V2は、Gecko Pedals自身の夢のディレイペダルを追求し、10年以上の歳月をかけて完成しました。
1960~70年代のテープエコーにインスピレーションを受けて作られていますが、より現代的なデジタル機能を加えています。これにより、ペダルボードに設置して持ち運べることと、本物のテープエコーユニットに可能な限り近づけるということを両立しました。
フル機能で様々な使い方が可能です。シンプルなスラップバックエコーから、リバーブ、無限大にねじれて揺れるエコーを組み合わせた広々としたサウンドスケープまで、広大な可能性に満ちています。エクスプレッションペダルを組み合わせると、様々コントロールをリアルタイム、ハンズフリーで行えます。
Geckoplex EP-5 V2をペダルボードに設置したり、アンプスタックに置いて実践的に操作することもできます。どのように使用しても満足のいくディレイサウンドを生み出します。
全てのGeckoplex EP-5 V2は本物の高品質なコンポーネントを使用し、回路の組み立て、機械加工、塗装、スクリーンプリント、組み込み、テストなどの全てがオレゴン州ユージーンの社内で行われています。
●特徴
・ヴィンテージテープエコーユニットのヘッド位置レバーを思わせるDELAYスライドコントロール
・ピークインジケータ付きのLEDレベルメーターバー
・アナログFETインプットプリアンプゲインステージ(GAINノブで0~+11dBまで調整可能)
・高品質な24bit/96kHzデジタル・オーディオ
・本体に3つのプリセットを保存可能(MIDI経由なら64)、プリセット切り替えはシームレス
・8分音符、4分音符、付点8分音符のサブディビジョンを選択できるタップテンポ
・タップテンポホールドによる自己発振
・TRAILSスイッチでエフェクトOFF時にも残響を残すか選択可能
・最大64のMIDIアクセス可能なプリセット、クロック同期、クロックマスターモード
・完全なバイパスと、プリアンプを常時アクティブにするバッファードバイパスを選択可能
・最大ディレイタイムを選択可能(650ms/1s/2s)
・サウンドonサウンドルーパーモードによる40秒のフレーズループ
・ループの再生速度と方向をスイッチで変更可能
・サウンドonサウンドルーパーモードでのエクスプレッションペダル機能を選択可能(音量、スピード、ループ劣化)
・デュアルアンプセットアップなどに対応する個別のWet/Dryアウトプット
・MIDI経由でリバーブを独立して制御可能(Mix、Decay、Time、Tone)
・広いヘッドルーム
・低いノイズフロア
●コントロール
・DELAY:DELAYスライダーはディレイタイムを50ms~2sの範囲で調整します。この制御は電動式で、タップテンポでディレイを設定したり、プリセットを変更してディレイタイムが変わるとフェーダーが自動的に動作します。
・VOLUME:ディレイの音量を調整します。反時計回り最小でディレイが0になります。時計回り最大にすると最初の反響音がインプットレベルより大きくなります。リバーブの音量には影響しません。
・REPEATS:ディレイの反復回数を調整します。反時計回りでフェードが早くなります。2時付近のマーカーを超えると自己発振します。この位置では反復するたびにディレイの音量が大きくなります。
・TONE:ディレイのBass/Trebleを調整します。マーカーは中央の中立点で、エコーのトーンは変わりません。左側ではローが強くなり、ハイが少なくなり暖かなトーンに、右側ではブライトなトーンとなりローが少なくなります。
・REVERB:エフェクトにリバーブを加え、ホールで演奏しているようなサウンドを作ります。ディレイとは別のコントロールで、VOLUMEを最小にしてREVERBを上げるとリバーブのみのエフェクトを使うことができます。
・WARP:ディレイの音質をテープにどのように近づけるかを調整します。反時計回り最小ではクリーンなディレイサウンドとなり、ディレイの反復でも音色がほとんど変化しません。9時~12時の位置では整備されたテープマシンに近い音色となり、12時を超えるとテープの状態が悪いエコーのサウンドとなり、ワウ・フラッターが加わって揺れるザラザラした音になります。
・SHFT:ノート再生時に適用されるディレイシフトを制御します。このコントロールは演奏に合わせてディレイスライダーを少しシフトするようなサウンドを再現します。ノブの方向に応じてディレイピッチがシフトします。ノブのマーカーはシフトが発生しない位置です。そこからどの程度離した位置に設定するかでシフト量を設定します。
・GAIN
GAINコントロールはアナログインプットプリアンプのゲインコントロールです。プリアンプはエフェクトON/OFFに関わらず常にONとなっていて、シグナルレベルを一定に維持しています。この設定は極端にするとエコーのサチュレーションに多少影響することがありますが、通常はエフェクトには影響しません。
ノブが10~11時の設定でユニティゲインとなります。これを超えるとシグナルが増幅され、最大+11dBまで設定できます。シグナルが強くブーストされている場合やレベルメーターの赤いLEDが点灯している場合、エフェクトが正常に機能しない場合があります。
・ON
ONフットスイッチでエフェクトON/OFFを切り替えます。OFF時、プリセットやタップテンポは維持されますが、ディレイ・リバーブは出力に追加されません。
・PRESET
PRESETフットスイッチはプリセットを循環選択します。プリセットは選択中に音が変わるのを防ぐため、エフェクトOFF時にも選択することができます。
・TAP
TAPフットスイッチはディレイタイムをタップテンポで設定します。シングルタップではディレイスライダーの設定にロックします。(タップテンポOFF)これはプリセットを変更する前にディレイタイムを固定するときに役立ちます。複数回タップするとタップテンポが有効になります。4分音符でタップします。また、TAPスイッチを長押しするとREPEATSが一時的に増加します。スイッチを押し続けていると自己発振させることができます。
・SUBDIV
SUBDIVスイッチは、タップテンポの一部となるスイッチです。TAPスイッチで入力した4分音符のテンポに対し、実際のディレイタイムがどの音符に設定されるかを切り替えます。
4分音符はタップテンポと同じ値となります。付点8分音符はタップテンポの3/4のディレイタイムとなります。8分音符はタップテンポの1/2のディレイタイムとなります。
・TRAILS
TRAILSスイッチは、エフェクトをOFFにしたときの動作を切り替えます。ONにすると、エフェクトをOFFにしたときにディレイやリバーブが自然に減衰します。OFFにすると、ディレイやリバーブはエフェクトOFFと同時にカットされます。(アウトプットモードがBYPASSのとき、TRAILSの設定に関わらずディレイやリバーブはエフェクトOFFと同時にカットされます。)
●入出力端子
・DC IN:300mA以上のセンターマイナスDC9~12Vアダプターを接続します。
・MIDI:MIDIコントローラーや他のMIDI対応機器を接続します。INはMIDIメッセージを受信し、OUTは送信します。INから受信したメッセージはそのままOUTから送信されます。
・EXP:エクスプレッションペダルを接続し、リアルタイムコントロールを行います。TRSステレオケーブルを使用してエクスプレッションを接続します。
・IN:楽器を接続するインプットジャックです。
・OUT:他の機材やアンプにシグナルを送信します。WETアウトプットはインプットシグナルにエフェクトシグナルをミックスしたものを出力します。内部スイッチでエフェクトシグナルのみに設定することもできます。DRYシグナルはインプットに入力されたシグナルをそのまま出力します。
●仕様
・強力なARM Cortex M7コアによるDSP制御
・粉体塗装とエポキシインクのアートワークによる高い耐久性
・金メッキ接点の回路基板
・本物のデイビスモールディングノブ(シカゴ製)
・本物のハモンド金属筐体
・ポリエステルフィルムおよびセラミックコンデンサのみを使用
・ポリエステルフィルムコンデンサはオーディオシグナル回路にのみ使用
●サイズと重量
サイズ:W188 mm x D120 mm x H60 mm
重量:765g
【Gecko Pedals】
Gecko Pedalsは、2007年にオレゴン州で誕生しました。もともと、バンド仲間のリードギタリストが1960~70年のEchoplexの大ファンで、実際の所有してバンドでも使用していました。そのサウンドにバンドメンバーも大満足でしたが、いくつか問題がありました。それは巨大で重たい、まるで機械式のレンガで、モーターや滑車などの音を立てたり、交換部品や修理ができる技術者も不足していました。
バンドメンバーが何気なく言いました。「ボードにフィットして故障しない、代わりのものをきっと作ってくれるよ」。
完璧には時間がかかります。それは十数年後、Gecko Pedalsの最初の製品、Geckoplex EP-5になりました。
Geckoとはヤモリのことです。メキシコで野生のヤモリを見て以来、ずっと興味をそそられてきました。どこでも走り回り、垂直の壁や逆さの天井すらものともせずに昆虫を追い回します。ヤモリが近くにいると幸運が訪れるとされ、また虫の害が減らせます。
そんな魔法のような最高のペダルを作るよう努めています。
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