種類:オーバードライブ(ギター用)
アダプター:9-18Vセンターマイナス
電池駆動:9V電池
コントロール:VOLUME、DRIVE、TREBLE、LOW
One Control / STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4K
ワンコントロール / ストロベリーレッドオーバードライブヨンケー
“そして伝説は生まれた。”
“Over Drive”というエフェクターが初めて誕生してから数十年。これまでいったいどれだけのオーバードライブペダルが作られてきたでしょうか。
今、オーバードライブは、エフェクターの領域を超え、ギターアンプの領域へと踏み出します。
One Control STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、今すでに存在する機材の音色を模したものではありません。その機材がどれほど素晴らしい、どれほど高級機材であったとしても、その音色を目標にしてしまえば、それはシミュレーターです。高度なシミュレーターの開発にも崇高な精神が必要ですが、それでは真のオリジナルオーバードライブペダルにはなり得ません。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、あらゆるジャンルのあらゆるギタリストが求めるオーバードライブを目指して開発をスタートさせました。そのためには、どんなギタリストにとっても必要な機材であることが重要です。
ギタリストであれば誰もが使う機材。もちろんギター本体、そしてギターアンプです。特に上質のギターアンプは、どんなギタリストでも求める究極の機材です。
では、上質のギターアンプが上質のギターアンプであるために必要な音色特性を備えたオーバードライブがあったとしたら。
一口に上質のギターアンプと言っても、当然、モデルによりそれぞれ音色の違いがあります。しかし、どんなギターアンプにも、“良い音”と言われるモデルには共通する音色特性が存在しています。そして、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kの回路設計を行ったBJFは、それを熟知していました。
・ギターサウンドの核となる部分を刺激するペダルであること
・どんなギター、アンプにつないでも、常にギタリストが欲しい音を出力すること
・ギターやアンプ、エフェクターなど、他の機材の持つ特性を最大限に活かすこと
・完全なクリーンから強い歪みまでをカバーすること
・プレイヤーが手元で行った表現を余すこと無く拾い上げること
・その上で、細かな音色調整ができること
これらの条件は、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kを作る上で絶対に妥協できませんでした。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、完全なクリーンブーストからローゲインでブルージーなオーバードライブ、迫力あるハードオーバードライブ、さらに強力なディストーションの領域まで、DRIVEノブ1つでコントロールできます。
DRIVEを最小に絞れば完全なクリーンブースターとなります。この時、VOLUMEノブで最大+6dBまでのブーストが得られます。
また、一度ゲインを設定すればDRIVEノブを動かさずとも、ギター側のボリュームを絞れば即座にゲインを下げることができます。STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4KのDRIVEを上げ、ギター側のボリュームを下げた時のクリーンサウンドは倍音成分が豊かで厚みのあるセンシティブな美しい音色が得られます。これは極上の1ボリュームチューブアンプを思い起こさせます。
また、そのレスポンスにより、ゲインを高く設定してもギターやアンプの特性を最大限に発揮します。ピックアップのセレクトスイッチも積極的に活用することで、音色の持つ表情を豊かに変化させられます。
ハイレスポンスでハイダイナミックレンジのオーバードライブペダルは、時に扱いにくい音色になることがあります。STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、ギターサウンドの核を常に失わず、重心の密度が高く芯がぶれない音色のため、ギタリストの操作に対しダイナミックに応えながら、常に扱いやすい音色を出力します。
本来、ギターアンプの音色はギタリストが気持ち良い音色となるよう作られています。STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kはどんなアンプを使ってもギタリストが欲しい音になりますが、それはSTRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kが上質なギターアンプに共通する特性を持っていることを如実に表しています。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4KのTREBLEコントロールは、ミッド~トレブルを-3dB~+6dBの範囲でコントロールできるアクティブトーンです。TREBLEを絞った際は70Hz~7KHzの範囲を調整し、TREBLEを高くすれば700Hz~7KHzの範囲を軽くブーストします。
この特性により、倍音成分が強調される煌びやかな歪みから、トレブルをカットした暖かなトーンまで調整できます。どの位置に設定しても極端な音色にはなりませんので、ノブの可変幅を大きく使って詳細に音色を作ることができます。
さらに、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、LOWノブを用意しています。このノブにより、ローエンドをカット・ブーストすることができます。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは迫力のあるタイトなローエンドという、ギターアンプに求められる条件を満たしていますが、組み合わせるギターやアンプ、スピーカーの特性によってローが強く出ていると感じる場合があります。そんな時には、LOWノブを調整することでローエンドアンプに合わせて調整することができます。
●エフェクターとしての扱いやすさ
仮に、どれほど素晴らしい特性のオーバードライブペダルを作ったとしても、それが専用のコンセントで駆動し、サイズがアンプヘッドと変わらないものだとしたら、それはプレイヤーを選んでしまいます。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、One Control独自のアルミニウム削り出しによる超小型筐体により、ペダルボードに設置しても余計な場所を取らず、最小限のスペースに置くことができます。
さらに、最小限のサイズながら電池駆動も実現しているため、どんな場所でもSTRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kのサウンドを堪能することができます。
また、アダプター駆動の場合は9V~18Vまでの駆動に対応。高い電圧で駆動させると、さらに広いダイナミックレンジと立体的な音色をお楽しみいただけます。
●チューブアンプをドライブさせる
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kは、上質のアンプに共通する音色特性を持っています。そのため、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kをチューブアンプに使うことで、アンプの特性をさらに強調し、極上のドライブが得られます。
ブリティッシュスタイルのアンプには、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4KのTREBLEレンジが完璧にマッチし、アンプのEQセクションの可能性をさらに押し広げます。さらに音を伸びやかに前に出し、音色の解像度も高まります。特にスタックアンプの場合、アンプ側のゲインを上げると音が潰れがちになることもありますが、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kでゲインをプッシュし、アンプ側のゲインを上げ過ぎないようにすることで同等のゲインでも高い解像度の音色が得られます。LOWコントロールも効果的に作用し、音色のバランスを調整できます。
アメリカンスタイルのアンプには、アンプの持つブライトな輝きを失うこと無く、ゲインを上げてアンプをプッシュすることができます。こういったアンプの場合、時にトレブルが強くなる傾向がありますが、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4KのTREBLEコントロールでトーンバランスを適切に設定することができます。アメリカンスタイルのクラシックアンプではなかなか作ることのできない、音が強くまとまったディストーションサウンドも、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kならば簡単に実現できます。
また、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kはモダンなハイゲインアンプと組み合わせても最高の働きをします。アンプ自体が強く歪むのでオーバードライブなど必要ないと思われるかもしれませんが、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kの持つベースレスポンスとLOWコントロール、およびTREBLEコントロールを組み合わせることで、より高解像度な音色が得られます。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kのゲインとアンプのゲインを組み合わせれば、アンプ側のゲインを少し下げて飽和しすぎる音色を抑えてもハイゲインな迫力を維持し、さらに音を前へ前へと押し進めます。
●トランジスタアンプをドライブさせる
本当に上質なギターアンプに求められる特性は、真空管でもトランジスタでも変わることはありません。
たとえアンプ側がその特性から外れていても、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4Kの持つ上質なギターアンプに共通する音色特性を活用することで、通常は熟練者にしか作ることのできないような、アンプとギターの限界を引き出すトーンを得ることができます。
特に、大きめのスピーカーを搭載したトランジスタアンプであれば、大出力アンプと大型キャビネットを組み合わせたような、高い突進力と質量を感じられるような音色となります。さらに、STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4K特有のコンプレッションが、トランジスタアンプにもチューブアンプのような特性を与えます。
特に、18Vアダプタで駆動させることで、元来のトランジスタアンプでは考えられないほど立体的で奥行きのあるドライブサウンドが得られます。
●コントロール
・VOLUME:音量を調整します。
・TREBLE:中域~高域の音色を調整します。
・DRIVE:歪みの強さを調整します。
・LOW:低域の出方を調整します。
●Specification
インプットインピーダンス : 390K
アウトプットインピーダンス : 50K
駆動電圧 : 9V~18V
消費電流 : 10,7mA
S/N比 : -90dB
サイズ:39Wx100Dx31H mm(突起含まず)
47Wx100Dx48H mm(突起含む)
重量:およそ160グラム(電池挿入時200グラム)
※電池は付属しません。
※ON時にDRIVEを動かすとカサカサとノイズが出ることがありますが、回路上の仕様によるものです。
STRAWBERRY RED OVERDRIVE 4K(SROD4K)のアイディアは、どんなアンプとスピーカーのコンビネーションであっても、どんなピックアップでもローゲインからミディアムゲインオーバードライブ、ディストーションへ、また歪んだアンプや他の歪みペダルをさらにプッシュできることを目指した。SROD4Kの音は、これまでマーケットで聞いてきたどのオーバードライブとも異なっている。マッスルなオーバードライブだが、同時に古い音も出せる、ほんとうの意味でヴァーサタイルだ。
SROD4KのEQオプションは、ライブやレコーディングで実際に使用する範囲に抑え、極端な設定をあえて排除することで、より詳細に様々な状況に対応できるようになった。
SROD4Kはミニチュアサイズだから、例えば飛行機の手荷物の中にも入る。どこにでも気軽に持ち歩けるから、いつでも最良の音色を使うことができるだろう。
─── Bjorn Juhl
STRAWBERRY RED OVER DRIVE 4K マニュアル.pdf
【One Control】
One Controlの細部にまで拘った商品は、贅沢という言葉が一番しっくりくるでしょう。これまでの製品を凌駕するその品質とスペック、徹底したユーザーフィードバックの拾い上げによる商品構築は、一番の遠回りに見えますが、実は一番の近道であると言うことを我々の商品によって実証できると確信しています。One Controlを足元に置いて、歴史の証人になりましょう。
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