Subdecay Starlight Flanger
サブディケイ / スターライト フランジャー
Starlight Flangerは、本物アナログヴィンテージフランジャートーンを、現代的で扱い易いコントロールで操作できるハイクオリティなフランジャーです。
高い評価を得た、Starlight Quantam Flangerをさらに進化させたペダルです。
●特徴
・MN3207 BBDを用いたフルアナログフランジング
・シンセサイザーをインスパイアした6種類のLFOシェイプを収録
・広いヘッドルーム、暖かなトーンとなるよう再設計
・Manual、Depthコントロールを追加
・音量落ちのしない設計
●ヴィンテージトーンとモダンな操作性
6種類の“そそられる”LFOシェイプに加え、コントロールを追加し、内部設計を刷新したStarlight Flangerは、ヴィンテージフランジャーを愛するプレイヤーだけでなく、個性的なエフェクトに目がないプレイヤーにも納得いただける作りです。トライアングルとサインシェイプは、ジェットプレーンからコーラス/ヴィブラート的なトーンまで、クラシックなフランジャーを作ります。
ランダムサンプル/ホールドシェイプでは、ロボットヴォイスのような音が得られます。スクエア/トライアングルミックスでコードを鳴らしてみたり、様々なセッティングをトライすることで、古典的なフランジャーだけでなく、全く新しい未知のエフェクトトーンをも手中に収めることができます。
●パワフルなコントロール
Starlight Flangerの多くのコントロールは、想像を超えたコントロールレンジを実現します。Manualノブはフランジャーのスウィープを下げれば、シタールのドローンのような超低域から設定でき、Regenノブはほぼ発振の領域にまで到達します。(さらに内部トリムポットにより、実際に発振させることもできます。)Depthノブのレンジは超高速域に設定することもできます。これらはプレイヤーが本当に使ってみたいフランジャーのサウンドだと信じ、設計しました。
●“うす味”から“濃い口”まで
Starlight Flangerは、完全に再設計され、暖かなトーンとより透明感のあるサウンド、そして劇的に改善されたヘッドルームとダイナミクスを実現しています。DepthとRegenコントロールはほぼ透明で薄いフランジャーから、80年代の濃厚なフランジャーまでを簡単に設定できます。
また、エフェクトON時の音量落ちは誰も望むものではありません。Starlight Flangerはフルレンジエフェクトでもダイナミクスやトーンを失うことはありません。さらにトゥルーバイパススイッチングにより、エフェクトOFF時にも音を変に色付けすることもありません。
●コンパクトで使いやすく
Starlight Flangerは、多くのフランジャーペダルとは比べ物にならないほど多彩な音を、コンパクトサイズのまま作ることができます。ペダルボードを広げる必要もありません。Starlight Flangerのコントロールは、プレイヤーが本当にに必要なものだけをまとめました。サイズや使い勝手を考えなければ、コントロールノブはいくらでも増やすことができますが、物理的に大きく、重くなってしまいます。Starlight Flangerはシンプルなノブ構成とすることで、直感的な操作で多彩なフランジングサウンドをコントロールできます。ペダルのラベルに書いてあることの意味が分かるなら、説明書を見ずに使っても間違うことのない操作感となるよう設計しています。コンパクト、シンプルなフェイザーで、ここまで使いやすいペダルはそうそうありません。
●オールアナログシグナルパス/デジタルコントロール
Starlight Flangerは、オーディオシグナルを一切、デジタルに変換しません。ドライシグナルはもちろん、エフェクトシグナルも全て最初から最後までアナログ回路のみを通ります。
複雑で美しいStarlight FlangerならではのLFOシェイプを作るため、デジタルの力を使っています。他は全てアナログ回路によるものです。Shapeノブ、SpeedノブがLFOのコントロールです。他の全て、Depth、Manual、Regenは完全なアナログコントロールです。
●Spcifications
Starlight Flangerはスタンダードなセンターマイナス、2.1mmバレルタイプのプラグを持つDC9Vアダプターで駆動します。電源は絶対に10Vを超えないでください。電源の間違いによる故障は保証対象外となります。電池での駆動はできません。
デイジーチェーンケーブルを使用する場合、他のペダルはネガティブグラウンドとしてください。
Current Draw:25mA以下
サイズ:11.1×5.8×2.5cm(突起含まず)
インプットインピーダンス:1MΩ
アウトプットインピーダンス:1KΩ
設計/組み込み:アメリカ オレゴン州
●クレジット
アナログデザイン/アートワーク:Brian Marshall
マイクロコントローラーコーディング:Thomas Eddieman
Subdecay公式デモ:Sean Lewis
●Brian Marshallによる開発秘話
当初、SubdecayのBrian Marshallは新作としてStarlight Flangerの設計をはじめたわけではありませんでした。前作のシンプルなStarlight Quantam Flangerを気に入っており、そのスタイルを曲げたくなかったのです。一度設定すれば、後は何も考えずにフットスイッチを踏むだけ。そんなシンプルなフランジャーが魅力的だと思いました。
ただ、唯一ディレイラインのフィルタリングの改善をしたいとは思っていました。しかし、そのためにはコンポーネンツの追加が必要となり、内部設計を完全に見なおさなければなりません。そのための挑戦が始まりました。
複数のプロトタイプを制作し、多くのテストを繰り返すうちに、いろいろな“魅力的な音”に出会いました。美しく透明感のある音、しかしRegenを高めると少し耳障りな帯域も見つかりました。
その対処として、ヘッドルームを高め、ダイナミクスを改善、さらに明瞭な音に…先の見えない迷路に、しばらくすると飽きてきました。
6種類のLFOシェイプはどれも素晴らしいものでした。しかし、まだ満足がいきません。古い117フランジャーを少しいじった後、DepthとManualコントロールを回路に追加し、ディレイラインのICを変更し、広いレンジを確保することにしました。
すでにかなり窮屈なデザインです。それでも、コントロールの追加を決めました。もしかしたら筐体に収まらないかもしれない…それでもかまわないという気持ちになっていました。シンプルなフランジャーは、別にシングルノブのようなコントロールの数にこだわる必要はないのです。パラメータは好きです。パラメータの数ではなく、混乱しない操作性が必要なのです。
この回路を筐体に収めるのは、本当に無理だと思いました。実際に何度も諦めかけました。Starlight Flangerのプロトタイプは、プロトタイプベンチにずっと残しておき、そしていつでもここに戻ってこれるようにしておきます。コンパクトペダルに収めるのは不可能だと感じた時に、いつでもこの回路を思い出すためです。圧巻のワイドレンジ、その全てで驚異的な音を出し、それをスタンダードなコンパクトペダルに収める。本当に無理だと思いました。
この闘いは1週間にわたり続きました。どうにかして終わらせるか、全てを忘れて無かったことにするかを決めるために、プロトタイプのダンジョンに迷い込み、寝食を忘れて取り組みました。そして、それは報われました。Starlight Flangerを完成出来たことは、本当に誇りに思います。最初から最後まで、完全に新しくなったペダルです。この完成は、個人的にPrometheus DLX以来の興奮です。
まだ、この興奮が冷めません。もしかしたらビールの酔いからも醒めていないかもしれませんが。
驚きのペダルをお届けできることを信じています。
【Subdecay】
初めてギターを弾いた時の感覚を覚えていますか? プラグを差し込むたびに新しい発見があり、常に可能性が広がるのを感じたことでしょう。 今、Subdecayのエフェクターにもその感覚があることでしょう。 ヴィンテージトーン、アナログシンセサイザーや8ビットコンピュータ。それらの音色や考え方こそ、Subdecayペダルの根底に流れるものです。 多くのオーディエンスから熱狂を受けようとするミュージシャンのため、Subdecayは数々のエフェクトをハンドクラフトで制作しています。
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