種類:ギターシンセ ノイズ
アダプター:センターマイナスDC9-18V
電池駆動:-
コントロール:FLTR/R、SENS/G、CLN/B、VOLUME、EDIT MODE、SELECT
Subdecay / PixelWave Phase Distortion Synthesizer
サブディケイ / ピクセルウェーブフェイズディストーションシンセサイザー
Subdecay PixelWave Phase Distortion Synthesizerは、フェイズディストーションシンセサイザーを用いたモノフォニックギターシンセペダルです。
・3つのオシレーターと1つのサブオシレーター
・37種類のプログラマブルパラメーター
・11種類のユーザープリセット
●フェイズディストーションシンセサイザー
12ビットのシンセサイズ時代にタイムスリップしてみましょう。新しい音を求めた実験の時代です。シンセサイザーの新しいアイディアの1つが、フェイズディストーションシンセサイズでした。
それはヤマハFMシンセへの回答としてカシオが発売しました。そのCZフェイズディストーションシンセサイザーは後に生産完了となりますが、その汎用性と手頃な価格で熱狂的な支持を集めたのです。
PixelWaveは、幅広いシンセサイザーサウンドを作ることができます。ストリングアンサンブルからフィルタースウィープ、レゾナントノイズまで。
オシレーターは半音ごとのステップとファインチューニングで4オクターブにわたりオフセットでき、80年代の大規模なユニゾンリードから、モダンな1キーのダンスコードを作ることができます。
コンパクトペダルサイズながら、多彩なパラメーターを備えています。EDIT MODEスイッチとSELECTノブで、RGBの3つのノブにパラメーターを配置します。
どのモードでどのパラメーターになるかは、本体に記載された表にあります。これで波形やモジュレーション、ピッチ、LFOを直接制御することができます。
EDIT MODEスイッチをLOCKに設定すると、RGBのノブは無効となり、ステージなどでの演奏中に意図しない操作をしないようにできます。LOCKモードでは音量のみを調整することができ、SELECTでプリセットを選択できます。
詳細なプログラムを行う際は、EDIT MODEをMATRIXに設定します。続いてR・G・Bのノブを使ってパラメーターを制御します。各ノブはそれぞれオシレーターのパラメーターに対応しています。SELECTノブでパラメーターを選択します。
MATRIXモードではフットスイッチを2秒長押しするとプリセットに設定が保存できます。
続いてSELECTノブで保存するプリセットの位置を選択し、最後にフットスイッチをもう1度押すと完了します。
ADJUSTモードではR・G・BのノブがそれぞれFILTER、SENSITIVITY、CLEAN MIXノブに変わります。
PixelWaveには3つのオシレーターと1つのサブオシレーターがあります。各オシレーターには11の波形を選択でき、サブオシレーターはSAW、PWM、Hard Res、Syncを選択できます。
●パラメーターの役割
・LOCKモード
フットスイッチ:エフェクトON/OFF
SELECT:11種類のプリセットを選択
VOLUME:音量を調整
R/G/B:無効
・ADJUSTモード
フットスイッチ:エフェクトON/OFF
SELECT:無効
VOLUME:音量を調整
R:FLTR:ローパスフィルターのトーンコントロール
G:SENS:シグナルのインプットレベルを調整
B:CLN:クリーントーンをミックス
・MATRIXモード
フットスイッチ:押すとソロオシレーターとなり、LEDカラーで選択中のオシレーターを表示します。また、2秒長押しすることでプリセットの保存を開始します。
※プリセットを保存せずにモードをADJUSTモードに変更しても、その直前のセッティングは変更されませんが、LOCKモードに変更すると保存されていないセッティングはリセットされ、プリセットセッティングが読み込まれます。
R/G/Bノブに設定できるパラメーター
Shape:オシレーターの波形を選択します。
Warp:波形をマニュアルでワープし、フェイズディストーションを作ります。
Envelope Depth:波形ワープのアタックモジュレーションです。反時計回りでリバースモジュレーションに、時計回りでフォワードモジュレーションに、中央でモジュレーションなしになります。
Attack:エンベロープアタックを調整します。
LFO1 Depth:LFO1のワープモジュレーションレベルを設定します。
Range:Rノブですべてのオシレーターをオクターブ上から下までの範囲でオフセットします。GとBノブはそれぞれのオシレーターを半音ごとに最大2オクターブまでオフセットします。
Port/Fine:Rノブですべてのオシレーターのピッチのライズタイムを設定し、GとBノブは各オシレーターの微調整を行います。
LFO2 Depth:LFO2のピッチモジュレーションを調整します。
LFO1 Rate:ワープモジュレーションのスピードを調整します。
LFO2 Rate:ピッチモジュレーションのスピードを調整します。
LFO2 Fade:ピッチモジュレーションのフェードインを調整します。
Sub Oscillator:RノブはLevel、GノブはShape(Saw/Pulse/Hard Res/Sync)、Bボブは波形のワープを調整します。
フェイズディストーションは正弦波にもとづいて作られます。波形は他の音色を作るために歪みます。この音色にはSAWやパルス、レゾナントなどが含まれます。
フェイズディストーションシンセサイザーはFMシンセサイザーと比較されることが多いですが、実際は全く異なっています。
一部のFMサウンドを作ることはできますが、FMシンセサイザーでは不可能だったアナログフィルタースウィープも再現でき、プログラミングも直感的でわかりやすいです。
フェイズディストーションはデジタルと汎用性を組み合わせ、アナログサウンドを再現します。
・スタンダードなセンターマイナスDC9~18Vアダプターで駆動
・消費電流:100mA以下
【 Subdecay 】
ヴィンテージトーン、アナログシンセサイザーや8 ビットコンピュータ。それらの音色や考え方こそ、Subdecay ペダルの根底に流れるもので
す。
多くのオーディエンスから熱狂を受けようとするミュージシャンのため、Subdecay は数々のエフェクトをハンドクラフトで制作しています。
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